リカバリーの歩みを進める、ジュンです。
朝起きた時、睡眠に対する不足感がある日が続く場合、それはもしかしたら統合失調症の前兆かもしれません。
なぜなら、統合失調症の幻覚や妄想といった激しい症状が現れる前に、眠れなくなるという状態になることがあるからです。
もちろん、眠れない日が続くことが、必ずしも統合失調症の前兆であるとはかぎりません。
しかし、統合失調症の前兆にもとづく状態として、眠れない日が続く可能性があるということを知ってほしいです。
今回は、不眠の悩みと統合失調症とのかかわりを、統合失調症の前兆期を踏まえ私の体験を通してお伝えします。
統合失調症と不眠
寝つきが悪い、夜中に起きる、朝方早く目が覚める、夢ばかりみる・・・朝、よく寝た気がしないと感じる日が続きませんか?
翌日何か緊張するような予定が入っていたり、寝る前に考え事をしてしまったり、そんな時は誰でも眠れない日があります。
しかし、思い当たる理由もなく眠れない日がしばらく続く場合、それを軽んじない方がよいです。
どうして眠れなくなったのか分かりません。
とにかくぐっすり眠れるようになりたいです。
その苦しさは、私も経験しているので、わかります。
私の場合は、統合失調症の前兆としての不眠でした。
現在、不眠に悩まされてつらく苦しい思いをされているなら、その解決のための手段の一つとして精神科医の診断を受けるという選択肢を設けてください。
もちろん、眠れない日が続いているすべての方の状態が、統合失調症の前兆であるわけではありません。
しかし、もし統合失調症の前兆状態としての不眠が疑われるなら、早期に専門医による診断・治療を受けることをおすすめします。
早く治療を始めるほど、良くなるのも早いといわれています。
早めに気づくことができてこの段階で治療が開始されれば、専門医の適切な指導のもと、生活環境の見直しやストレス解消などの対処ができます。
統合失調症の前兆期
統合失調症の経過の一つに前兆期があります。
なんとなく体調に変化を感じることがある時期です。
眠れなくなったり、気分が落ち込んだり、イライラしたり、音に敏感になったり、あせる気持ちがひどくなったりといった状態が続くことがあります。
眠れない日が続くのは、この前兆期の状態に当てはまる可能性があります。
【統合失調症】ジュンの闘病
私がはっきりと自分の変化を感じたのは、誰かに監視されているような気がすることでした。
しかし、後になってから考えると、その前になんとなく変だと感じることが続いていました。
何より、眠れない日が続きました。
寝つきが悪いことに加え、やっと眠っても数時間で目覚めてしまい、その後は朝まで眠れないという状態でした。
気分が落ち込んで、趣味である料理があまり楽しめないこともありました。
音にも、とても敏感になりました。
家の中にいても、外を走るバイクの音まで気になりました。
それでも、ただ疲れがたまっているか何かだろうと、心にとどめることはありませんでした。
【眠れない日が続くのは統合失調症の前兆かもしれません】のまとめ
今回は、不眠の悩みと統合失調症とのかかわりを、統合失調症の前兆期を踏まえ私の体験を通してお伝えしました。
たとえ病気の前兆としての状態が現れていても、病気自体を知らなければ専門医による診断・治療を受けられません。
もちろん、眠れない日が続いているすべての方が、統合失調症の発症が疑われるわけではありません。
しかし私がそうであったように、眠れない日の続くことが、統合失調症の前兆であるかもしれません。
特に、ほかの状態もあわせて現れている場合は、統合失調症の前兆である可能性が高くなるといえます。
一人でも多くの方のつらく苦しい状態が、一日でも早くおさまってほしいです。
この記事を読んでくださったことをきっかけに、統合失調症の発症が疑われる方が、治療につながることを願っています。