リカバリーの歩みを進める、ジュンです。
私のブログは、統合失調症 みんなでリカバリーです。
当事者の方だけでなく周囲の方、発症が疑われる方も含めた多くの方々へ向けています。
私の体験を通して生み出されたものをお伝えすることが、みなさまのリカバリーの歩みを進める一助となれば幸いです。
それぞれの方のそれぞれのリカバリー。
今回は、リカバリーについてお伝えします。
【統合失調症】リカバリーとは
私にとってリカバリーとは、たとえ症状があっても新しい生きがいを見出して希望をもち、主体的に満足できる充実した生活を送ることです。
そしてそれは、望みが実現された結果だけでなく、そこにたどり着くまでの過程を含みます。
「リカバリー」は多義的な概念です。
使用される個人や時と場合によって意味が異なるものです。
辞書では、回復すること、取り戻すことなどと通常訳されます。
回復をさらに辞書で調べると、もとの状態に戻ること、とあります。
では、統合失調症になった私は、もとの状態に戻って回復するのでしょうか。
主治医からは、統合失調症になる前と同じ状態には戻らないと言われました。
つまり回復はしないということです。
しかし、私は希望を失っていません。
私は、もと通りになることではなく、リカバリーを目指しているからです。
【統合失調症】リカバリーを目指す
私は自分の人生を取り戻したいと強く思っています。
ある日突然、統合失調症になって私の人生は大きく変わりました。
治療を受けて激しい陽性症状が消失した後も、陰性症状に苦しめられ、感覚が変容してしまいました。
はじめは統合失調症になる前の自分の状態に戻ることにこだわり、それを待ち続けていました。
姉の力を借り、自分でさまざまな努力を重ねました。
陰性症状はずいぶんと軽減し、感覚の変容も緩和しましたが、残存しています。
未だいわゆる生活のしづらさがあります。
しかし、体調は小さな波がありながらも基本的に安定し、寛解することができました。
治療を開始してから3年という月日が経っていました。
すると統合失調症になった後の新しい自分をありのまま受け入れるようになっていました。
そして目指すべきは、もと通りになることではなく、リカバリーだと思うようになりました。
現在も寛解はしたものの日々の生活で精一杯な状況です。
まだまだリカバリーの道程は続いてゆくと思われます。
これからも姉の力を借りながら、自分が自分を助けてリカバリーの歩みを進めてゆきます。
【統合失調症 寛解の先へ!リカバリーを目指そう】のまとめ
今回は、リカバリーについてお伝えしました。
この記事を読んでくださっている方の考えるリカバリーとは何でしょうか?
症状が完全になくなること、仕事に就くこと、・・・。
何が良いかというものではありません。
何であっても、希望に満ちた、そのリカバリーを信じて目指しましょう。
それぞれの方が、それぞれにとってのリカバリーを実現すべく、リカバリーの道程の歩みを進めてゆきましょう。