リカバリー

【統合失調症】闘病記1からのリカバリーの指針1生きよう

【統合失調症】闘病記1からのリカバリーの指針1生きよう

リカバリーの歩みを進める、ダイキジュンです。

今回は、リカバリーの指針1をお伝えします。

リカバリーの指針1は「生きよう」です。

闘病から生まれた想いです。

私の闘病記1とあわせて読んでいただけたら、と思います。

統合失調症を発症して受けたショック

以前からうつ病は知っていました。

ただし、自分とは無縁だと思っていました。

どちらかといえばストレスには強い方だと思い込んでいたからです。

まさか自分が精神疾患を患うとは思ってもみませんでした。

しかも統合失調症。

主治医に病名を告知されるまで、まったく聞いたこともありませんでした。

幻覚?妄想?いったい何でしょう。

今振り返ってみても、すべてが事実であったとしか言いようがありません。

監視も盗聴も街中のうわさも、自分にとっては現実的な出来事が自分の身に起きていました。

実在しない6人の男女とは、幻聴なので姿は見えませんでしたが、会話もできました。

自分の脳に自分自身がだまされるようなことがあるなんて本当に信じられません。

しかし、私は統合失調症を発症したのです。

これはもうどうしようもないこと。

これこそ変わりようがない事実なのです。

現実はあまりに厳しいです。

人生、本当に何があるかわかりません。

病気になるまで、ただ正直にまっすぐ生きてきました。

頑張ってまじめに生きているから良いことしか起きない、というわけではないのです。

生きるのは大変です。

統合失調症になってから毎日のように思うことです。

日々の生活で精一杯です。

入院して激しい陽性症状の中、幻聴と妄想に心身を乗っ取られて尊厳を踏みにじられました。

自分の意志で排泄ができなくなり、身体はほとんど動かせず、目と口だけしか動かせない状態にもなりました。

どん底を味わい、終わった、と思いました。

統合失調症を受け入れて生きる

しかし、私は生きていました。

そして自分に残されているものを悟りました。

命がある。

自由に動かせる身体がある。

目は見え、耳は聞こえ、話せる。

大変な病気になってしまったけれど、私はわたし。

統合失調症になる前の私と統合失調症になった私は、病気になっただけで何も変わらない。

鏡に映った姿は、まぎれもなく私でした。

まだ先は長いです。

人生は一度きり。

統合失調症になった現実を受け入れて生きてゆく。

後ろは振り返らずに前を向いて、また生きてゆこうと決意しました。

自分が自分をあきらめさえしなければ、自分の前に道はつくれます。

あきらめずに、未来を切りひらきましょう。

何度でも前を向いてゆきましょう。

リカバリーの指針1「生きよう」