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【統合失調症】陰性症状を改善するための3つのコツ

陰性症状を改善するための3つのコツ

リカバリーの歩みを進める、ジュンです。

薄紙をはぐように少しずつ良くなってゆく統合失調症。

わかってはいても陰性症状はとても辛い症状です。

一日でも早く良くなりたいと思っていましたが、なかなか良くなりませんでした。

しかし現在は、残存していますが、ずいぶんと軽減しました。

実体験を通して、消耗期に焦りを抑えたこと、回復期に自分に少し負荷をかけたこと、そして早めに規則正しい生活をしたこと。

この3つが陰性症状を少しでも改善することにつながったと思います。

今回は、陰性症状を改善するための3つのコツをお伝えします。

消耗期は焦りを抑えること

陰性症状は、とても辛い症状です。

症状の現れ方は人それぞれ個人差が大きいです。

ただし、長い期間苦しむ症状であることは変わりがないと思います。

私の場合、思考力の低下、意欲の減退、過度の疲れやすさ、身体の重だるさ、極度の億劫感などの症状が現れました。

頑張れません。

かつて頑張り屋さんといわれた私。

頑張りたくても、頑張れないのです。

心の中は焦りと不安で満たされます。

とにかく焦ります。

しかし、焦りを抑えました。

焦りは禁物です。

焦れば焦るほど、無理して活動をしたり、良くない方向へ向かってしまいます。

何もしないで周囲にどう思われるかは気にしないでください。

社会復帰をどうするかは、この時期は考えないで良いです。

大事なのは、ゆっくりすることです。

エネルギーが充電されるまで、ひたすらのんびり過ごしましょう。

回復期は自分に少し負荷をかけること

回復期になると自然と気持ちにゆとりができて、少しずつ何かに取り組めるようになりますが、陰性症状は残存します。

陰性症状をかかえて長く生活していると、そこから抜け出せなくなるような気がしてきます。

ずるずるとはまり込んでしまうと、望ましくない状態がずっと長く続くことになってしまいます。

何とか良い方向へ向かうために、回復期は自分に少し負荷をかけることが必要になります。

陰性症状にはまり込まないようにするため、頑張らなければなりません。

頑張らないと、陰性症状をかかえた中、生活を自分らしく送ることはなかなか難しいです。

しかし、頑張りすぎないことが重要です。

頑張りすぎることと、少し負荷をかけることは違います。

少し、ということが重要になります。

人によって取り組むべきことはさまざまです。

私の場合、苦手になった入浴と外出について、工夫をしたうえで回数を増やしました。

何であっても加減は難しいと思いますが、自分に少し負荷をかけましょう。

消耗期も回復期も規則正しい生活をすること

私は退院して約10か月後から、生活の基盤となることを身につけるよう習慣化するために規則正しい生活を始めました。

毎日の起床時間、就寝時間、食事の時間、服薬の時間などを決めました。

夜に十分な睡眠をとることは、統合失調症とつきあっていく上で何よりも大事なことだといえます。

そのためにも、生活リズムを整えることは必要です。

生活リズムが整うと、日中の身体の重だるさや眠気が少なくなります。

また、服薬の時間を一定に保つことは、薬の飲み忘れを防ぐことにもつながります。

新しく登場してきた薬は、陰性症状にも効果が期待できるとされています。

消耗期は、朝起きて食事をしたら寝る、昼食を食べたら寝る、夕食を食べたら寝るで良いです。

ほとんど寝ることが中心であっても、同じ時間に、起きたり食べたり服薬することが大事なことです。

消耗期から、規則正しい生活をすることをなるべく心がけましょう。

【統合失調症 陰性症状を改善するための3つのコツ】のまとめ

今回は、陰性症状を改善するための3つのコツをお伝えしました。

1つ目は、焦りを抑えること。

2つ目は、自分に少し負荷をかけること。

3つ目は、規則正しい生活をすること。

この記事を読んでくださったことをきっかけに、陰性症状に苦しんでいる方の症状が少しでも改善することを願っています。